本市では、明治43年に水道の給水を開始し、昭和27年に下水道の整備を始めて以来、普及を進めてきました。また、平成16年には上下水道局を設置し、皆さまの生活に不可欠な水道と下水道の事業経営を一体的に進めています。
しかし、人口減少社会の到来により、水需要は減少傾向にあり、事業の軸足をこれまで築いてきた「拡張」から「持続・進化」へ移していくことが求められています。
我々、上下水道局は、「安全安心なライフラインの確保」と「将来に向けて快適な暮らしの確保」を使命に事業を行っており、水道事業においては、「蛇口をひねればおいしい水が出る」、下水道事業においては、「お使いいただいた水をきれいして、川や海に戻す」という当たり前と思われがちなことをこれからも守っていくことが必要となります。また、上下水道事業は装置産業とも呼ばれ、管路・設備など多くの資産を有している事業であるため、水需要の減少に伴う収入の減少が見込まれるなか、このインフラを守っていくためには、企業としての工夫と徹底した経営改革が必要です。
これらの背景を踏まえ、今般、本市では、「堺市水道ビジョン」を策定し、また、「堺市下水道ビジョン(改定版)」を策定しました。
ビジョンの策定にあたっては、お客さま目線と現場主義のもと、事業の「選択と集中」、「多様な主体との協働」を戦略として、効率的・効果的に事業を進めていくことを念頭に置いております。そして、ビジョンの実現に向けては、PDCAによる毎年度の進捗管理・評価に加え、水道事業、下水道事業が連携し、局職員が一丸となって課題に挑戦していくことが重要です。
本市では、水道ビジョン策定の初年度、下水道ビジョン改定の初年度となる平成28年度を「チーム上下水道元年」と位置付け、健全な水循環の一翼を担うインフラとして、安全安心な水を将来にわたってお届けし、また、水の循環をとおして皆さまの暮らし守っていくことにより、お客さまに信頼され愛される上下水道事業をめざしてまいります。
『堺市水道ビジョン』及び『堺市下水道ビジョン(改定版)』を一括でまとめているものです。
単年度実施計画は、両ビジョンの推進にあたり、当該年度に実施する取組を切り出し、毎年度PDCAサイクルに基づく適切な進捗管理を行うとともに、取組を職員に周知し、局一丸となって業務を進めるために作成するものです。
(注意:改訂版は指標の実績値と、決算に基づく収支見通しを掲載しています。)
最終更新日:令和3年10月20日
経営診断書は、両ビジョンの実現のため、単年度実施計画に対するPDCAサイクルの一環として実施した、経営診断の結果を掲載しています。経営診断は一般的な「計画評価」に加え、決算値による「経営分析」の2つの方法で行っています。
なお経営診断の実施にあたっては自己評価に加え、透明性と客観性を高めるため、外部有識者による外部評価を行い、ビジョンの実効性を確保しています。
経営診断書(平成28年度事業)概要版(PDF:143.8KB)
経営診断書(平成29年度事業)概要版(PDF:267.2KB)
経営診断書(平成30年度事業)概要版(PDF:309.7KB)
経営診断書(令和元年度事業)概要版(PDF:343.8KB)
経営診断書(令和2年度事業)概要版(PDF:290.8KB)
注意:経営診断書(令和3年度事業)については、令和4年第3回市議会(定例会)における決算認定後の令和4年10月ごろに公開を予定しています。
なお、令和3年度の経営診断にあたり実施した堺市上下水道事業懇話会(外部評価)の関係資料は下記をご参照ください。
最終更新日 : 令和4年8月8日
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