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泉北水再生センターMBR施設の効率的かつ安定的な運用を目指した調査研究における共同研究の実施に関する協定を締結しました

 堺市上下水道局は、三宝水再生センターから泉北水再生センターへ移設し稼働させた膜分離活性汚泥法*1(以下、「MBR」)施設において、現在課題となっているりん除去及びファウリング*2物に関する調査を行い、今後の効率的かつ安定的な運用を目指すため、堺市上下水道局下水道技術共同研究(提案型)実施要綱に基づき、令和2年3月12日、国立大学法人金沢大学理工研究域地球社会基盤学系環境リスク制御工学研究室と共同研究の実施に関する協定を締結しました。

共同研究の名称

 循環式硝化脱窒型膜分離活性汚泥法(凝集剤添加)施設の効率的かつ安定的な運用を目指した調査研究

目的

 循環式硝化脱窒型膜分離活性汚泥法(凝集剤添加)(以下「高度処理型MBR」)において、現在課題となっているりん除去及びファウリングに関する調査を実施し、今後の高度処理型MBRにおける効率的かつ安定的な運用につなげること

実施方法

 泉北MBR施設において、活性汚泥及び浸漬型平膜の付着物(ケーキ層)を回収し、化学分析及び微生物分析を行います。

実施計画

1 高度処理型MBRりん酸蓄積菌調査

 りんの生物学的除去を担っているりん酸蓄積細菌について、泉北水再生センターの高度処理型MBRの活性汚泥における存在比を明らかにし、りん除去特性に関する知見を深めるための調査を行います。

2 高度処理型MBRファウリング調査

 MBRでは標準活性汚泥法とは異なり、水処理を担う微生物群集が柔軟に変化していることが明らかになりました。そこで、本研究では、泉北水再生センターの高度処理型MBRの活性汚泥と膜付着物中の化学物質と微生物群集構造を解析し、ファウリングの防止と抑制に関する知見を深めるための調査を行います。

3 実施期間

 令和2年3月12日から令和3年3月31日

想定される効果

 本研究により、高度処理型MBRにりん除去特性に関する知見を深めることができ、りん除去の安定化及び薬品費の削減につなげることができると考えられます。また、ファウリングに関する調査を実施することで、ファウリングの防止と抑制に関する知見を深めることができ、膜洗浄に係る維持管理費の削減に繋げることができると考えられます。

参考:共同研究の背景等

1 膜分離活性汚泥法(MBR:Membrane bioreactor)

 下水や工場排水の浄化を行う「活性汚泥法」の一種であり、反応タンクにろ過膜を浸漬し、活性汚泥混合液から直接ろ過する下水処理方式です。ろ過することにより、標準的な処理方法に比べ、より清澄な水が得られるとともに、従来は必要であった最終沈殿池や消毒槽などの施設を省略することができることで、限られた施設スペースの中で、より効率的な処理を行うことが可能となります。

2 ファウリング

 処理する前の汚水中に含まれる汚濁物質等が、膜表面や細孔内に付着・堆積する現象。ファウリングが進むと処理性能が低下することになるため、効率的な処理を進めるうえで、ファウリングの抑制を図ることが重要となる。

お問い合わせ先
堺市上下水道局 三宝水再生センター
〒590-0902 堺市堺区松屋大和川通4丁147番地1
電話 072-232-4958 ファックス 072-232-4957
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