みなさんがいつも口にしている食べ物も、残り物として雑排水と一緒に側溝に流してしまうことによって川や海を大変、汚してしまいます。米のとぎ汁などの台所排水は、簡単に流してしまうのではなく、植木や土にかけると肥料として役立ちます。では、これらの雑排水が魚(鯉)が住めるようになるまでには、どれだけ薄めなければいけないでしょうか?
BODとは水の汚れを示す指標(単位:1リットルあたりのミリグラム)で、数字が大きいほど水中の有機物が多く、汚れています。
鯉は、BODが1リットルあたり5ミリグラムの水中で生息できる代表的な魚です。
公共下水道が整備されると、下水道へ流れた汚水は、下水処理場で処理されきれいな、処理水として川や海にかえします。
ご家庭では、くみ取り便所は水洗化し台所や風呂等から出る汚水は、必ず公共下水道に流さなければなりません。
その結果、家庭や工場からの排水が直接川や海に流れることなく、良好な水環境を保つことができます。
台所の生ゴミを粉砕して下水道に流すためのディスポーザ単体は、下水道施設に悪影響を及ぼしますので、設置及び使用しないでください。
ただし、生ゴミを粉砕した後、排水処理装置で処理するシステム(ディスポーザ排水処理システム)で、適切な維持管理が行われるものについては、本市でも排水設備の確認の対象としています。
なお、このシステムを設置するには、事前に上下水道局へ排水設備工事の申請が必要です。
<注意>
無届で設置した場合、設置者と施工業者が下水道条例に基づいて処分されることがあります。
詳しくは、給排水設備課までご連絡ください。(連絡先:072-250-5208)
申請に必要な書類一覧
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規格適合評価書・認証書の写し |
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維持管理業務委託契約書の写し/ 維持管理業務委託契約確約書(様式第3号) (PDF:80.4KB)、維持管理業務委託契約書の写し |
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ディスポーザ排水処理システムの構造及び保守点検に関する図面、資料等 ・計画数量等の算定根拠 ・排水設備設計図(ディスポーザ部、排水配管部、排水処理部を明記) ・敷地内配置図(建築物、排水処理部等の配置を明記) ・システム仕様書(ディスポーザ部、排水配管部、排水処理部を明記) ・保守点検、清掃、水質検査等の内容と頻度 ・点検項目及び保守点検記録表 |
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その他、管理者が必要と認めるもの |
洗濯機の排水は必ず汚水ますへ流し、雨樋や側溝に流れないようにお互いに気をつけましょう。
下水道へはガソリン、灯油や農薬などの危険物は流さないでください。
天ぷら油や、セメント等は流すと固まり、下水管がつまったり下水処理に悪影響を与えるため、下水道に流さないでください。
飲食店などで設置されているグリーストラップは、維持管理を行わないと、流出した油脂等によって悪臭や害虫が発生します。グリーストラップの機能を十分に発揮させるために、適正な維持管理を行ってください。
なお、油脂等を多く含む排水が厨房等から流出していると、グリーストラップ等を十分に維持管理していても、油脂を含む排水が公共下水道へ排出される場合がありますので、油脂等が流れないような工夫をお願いします。
水洗便器は流水部が曲がった構造になっているため、異物や水に溶けないものは流さないよう注意しましょう。
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