2 下水道(げすいどう)の普及(ふきゅう)
下水道の基本的な役割は、家庭などから排出される汚水を下水道管によって下水処理場(堺市では水再生センターといいます)まで運び、下水処理場で処理することです。
そのためには、堺市内のほとんど道路の下に下水道管を埋設する必要があります。これまで、少しでも早く多くの市民が下水道を利用できるよう、市内のいたるところで下水道工事をしてきました。特に、昭和の終わりから近年まで、下水道の普及に重点的に取り組みました。
それにより、堺市では、平成31年に下水道普及率が約98パーセントになりました。
下水道普及率とは、堺市の人口のうち、下水道を利用できる人口の占める割合のことです。また、大雨が降っても浸水被害が起きないようにする雨水管やポンプ場、調整池を造ることも大切な下水道の役割のひとつです。
雨水管を流れる雨水は、海や川の水面よりも深い場所を流れている場合、直接、海や川へ流すことができません。
このため、流れてきた雨水をポンプで地上までくみあげ、海や川へ流すために雨水ポンプ場の整備をしています。
調整池は大雨が降ったときに、雨水を一時的に貯めて、下水道管への負担を軽減し雨水があふれないようにするための施設です。堺市内には、5か所の調整池があります。
平成(へいせい)元年(がんねん)
下水道普及率が約50パーセントになる。
平成(へいせい)2年(ねん)
南向陽調整池(みなみこうようちょうせいち)共用開始(きょうようかいし)
貯水量(ちょすいりょう)15,000立方メートル
平成(へいせい)5年(ねん)
芦ヶ池調整池共用開始
貯水量5,000立方メートル
平成(へいせい)9年(ねん)
下水道普及率が約70パーセントになる。
平成(へいせい)12年(ねん)
新池【長曽根】調整池共用開始
貯水量2,200立方メートル
平成(へいせい)13年(ねん)
下水道普及率が約90パーセントになる。
平成(へいせい)17年(ねん)
高段ポンプ場(三宝水再生センター)共用開始
平成(へいせい)20年(ねん)
窪田池調整池共用開始
貯水量16,500立方メートル
平成(へいせい)21年(ねん)
下水道普及率が約95パーセントになる。
平成(へいせい)25年(ねん)
大和川ポンプ場(三宝水再生センター)共用開始
平成(へいせい)26年(ねん)
新池(菩提)調整池共用開始
貯水量15,100立方メートル
平成(へいせい)31年(ねん)
下水道普及率が約98パーセントになる。
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更新日:2023年12月27日