工事概要
古川下水ポンプ場の施設概要
工事場所 | 堺市堺区神南辺町地内 |
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施設規模 | 平面規模:約62メートル×74メートル 深さ約30メートル |
構造 | 地下4階、地上3階(鉄筋コンクリート造) |
施設能力 | 集水域 約273ヘクタール 揚水量 毎分約2,100立方メートル |
上下水道局の浸水対策事業
堺市上下水道局では、過去の浸水実績と浸水シミュレーションより13地区を重点地区として位置づけ、計画降雨時間約50ミリメートルの大雨に対応する施設整備を進めています。
当該地区の特徴
国道26号(広域緊急交通路)、出島海岸通西港1号線(地域緊急交通路)、堺市消防局本庁舎など、市の重要インフラが集積するとともに、観光資源の旧堺港が位置しています。
過去20年間の浸水被害状況:151件
(床上浸水:7件、床下浸水:117件、道路冠水:27件)
古川下水ポンプ場を整備することによる効果
古川下水ポンプ場は、計画降雨時間約50ミリメートルの大雨に対し、重点13地区のうち、戎島町周辺、神南辺町周辺、出島・西湊町周辺の3地区の浸水被害を解消します。
また浸水シミュレーションでは時間降雨93.5ミリメートルの大雨(浸水シミュレーション実施時における既往最大規模降雨)に対して、床上浸水被害を全部解消、床下浸水被害を概ね解消できる見込みです。
整備前
次のページの内水ハザードマップをご覧ください。
整備後
浸水シミュレーションを用いた浸水想定区域図
注釈(内水ハザードマップとの関係)
整備後の浸水想定区域図は、古川下水ポンプ場の整備効果を精緻に算出するために、内水ハザードマップの基となる浸水想定区域図における浸水シミュレーションの諸条件を、より詳細に設定しています。
具体的には、過去に雨が降った際の下水道管内の水位や流量などの実績データを用いて、シミュレーションの設定値を調整し、地表面を表示する三角メッシュのサイズをより小さくすることで下水道管から溢れた水の流れの精度を高めています。
また、浸水深の表示についても、4段階から5段階の区分に変更して浸水想定の状況を詳細に表示しています。
参考
雨に強いまちづくりへの取組み
この記事に関するお問い合わせ先
〒590-0902 堺市堺区松屋大和川通3丁140-2 災害対策センター内
電話 072-229-1725 ファックス 072-229-1800
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更新日:2023年05月18日