合流式下水道の改善

更新日:2023年04月03日

 合流式下水道は、家庭などからの排水(汚水)と雨水を1本の下水道管で集める方式の下水道のことです。合流式下水道は、1本の管で汚水の排除と降雨時の浸水対策を同時に行える反面、一定量以上の降雨では、一時的に下水道管へ流れ込む水の量が増えるため、下水道管や下水処理場で処理する能力を超える量の下水は、未処理のまま公共用水域(海や河川)に放流されます。近年、汚水の混ざった雨水が未処理のまま公共水域に流れることについて、水質汚濁といった環境保全上の障害や、公衆衛生上の観点などから大きな問題となっています。

 堺市では三宝処理区と石津処理区の一部が合流式下水道によって整備されています。これらの区域を、合流式下水道から分流式下水道に変更するには、道路にもう1本の下水道管を整備したり、汚水と雨水を分けて集められるように、区域内の全ての宅地の排水設備を変えなければならないといった、多くの工事費が必要になります。

 そこで、堺市では、未処理下水がなるべく公共水域に放流されるのを防ぎ、良好な水環境を形成することを目的に、合流式下水道緊急改善計画を策定し、合流改善に取組みました。この合流改善事業は、平成25年度末に完了しています。

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