災害に備え飲料水や携帯トイレを備蓄しましょう
飲料水を備蓄しましょう
災害が起これば最も必要なものは飲料水です。上下水道局では地震に備えて飲料水を確保する施設を整備しています。しかし、地震が起これば混乱が予想されるため、すぐにはすべての市民の方々に飲料水をお配りすることはできません。
いざという時のため(水が出なくなったときのため)に、ご家庭での飲料水備蓄の必要性をご理解いただき、1人あたり1日3リットルを目安として、7日分以上の飲料水の備蓄をお願いします。7日分以上が困難な場合は最低3日分備蓄してください。
ホームセンターやインターネットでは、5年程度保存できるものをご購入いただけます。保存期間の長いものでなくても、普段飲む飲料水を多く買っておくという方法もあります。(次の「ローリングストック」参照)
なお、保存期間が過ぎた水はトイレなど、他の用途にお使いください。
ローリングストック(備蓄方法)
普段から少し多めに飲料水(お茶、ジュースなどを含む)、食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料や飲料水を家に備蓄しておく方法を「ローリングストック」と言います。
ローリングストックのポイントは、日常生活で消費しながら備蓄することで、保存食でありがちな「いつのまにか賞味期限がすぎていた」という失敗が少ないことです。
食料等を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、いざという時にも役に立つはずです。
参考:水道水の保存方法
- まず、最初に手を良く洗いましょう。
手にはたくさんの細菌がついています。 - 新しいポリ容器を用意し水道水で十分に洗浄します。
ポリ容器は、10リットルくらいの大きさが適当です。水は1リットルが1キログラムの重さになります。大き過ぎると、持ち運びや水の交換も不便です。 - 空気が残らないように容器を水道水で満たし、フタをしっかり締め、直射日光の当たらない、風通しの良い場所に保管します。
- 水道水の保存期間は3日間が目安です。
水道水は、病原菌で汚染されることがないように、塩素で消毒しており、蛇口で1リットルあたり0.1ミリグラム以上の塩素(遊離残留塩素)があることが法律で定められています。水道水の中に残っている消毒効果のある塩素を残留塩素と言い、残留塩素があるうちは、細菌は繁殖しません。
残留塩素は無くなりやすく、水の保存方法により減少する割合が異なります。容器が大きくなるほど長持ちしますが、約3日間が目安です。なお、飲み水としてより安全にご使用になりたい場合は、毎日取り替えることをお勧めします。また、取り替えた水は、お風呂などの雑用水としてご使用ください。
携帯トイレを備蓄しましょう
災害時、断水などでトイレが使用できなくなる場合があります。
そのような場合、指定避難所である小学校に災害時でも使用できるマンホールトイレを設置しますが、そこまで行けない場合、携帯トイレを利用することで、用を足すことができます。
また、携帯トイレは、車で出かけている際、渋滞などでトイレを利用できない場合でも使用できます。
携帯トイレは、お近くのホームセンターでの購入や、また自分で作ることもできますので、ぜひ備蓄をお願いします。
参考リンク
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更新日:2023年12月18日